ブリーフエッセー from グリーンウォーカー No.1

 先日開催されたサミットの最重要テーマのひとつが地球温暖化でした。各国首脳が集まるこの会議で取り上げられるほど、環境問題は世界で足並みをそろえていかなければならない大きな問題になったということだと思います。こういうことからも、世界全体が持続可能な社会に向けて変わっていくことが求められていることを感じます。変わらなければならないのは自分も同じで、自分の生活が少しでも持続可能な生活に近づくように心がけているつもりです。とはいっても、エネルギーを節約したりごみを出さないようにしたり買い物に気をつけたりといったほんの些細なことばかりではありますが・・・。

 さて、何かを変えようとする時に大切なのが、それこそ当たり前なのかもしれませんが、当たり前のことを当たり前に思わないことだと思っています。当たり前というのは、「赤信号は止まれ、青信号は進め」という風に、答えが用意されていてしかもそれが疑いようもないことですが、当たり前に疑いようがない根拠があるわけではなく、とりあえずそういうことに決めておいただけで、疑おうと思えばいくらでも疑えるというのが当たり前ということなのだと思います。無理だ、できないと思うことも、当たり前なことが壁となって邪魔をしているだけで、実は全然できなくなどなかったということがあるのではないでしょうか。ところが、やっかいなのが、当たり前なことには気づきにくいということです。ものを見ようとする時、見ている眼自身は見えません。同じように、自分がこの社会の中で生活している時、周りのことは分かるけど自分のことは分からないのだと思います。改めて自分のことを考え直してみると、何やら根拠があいまいなことを何となく受け入れていたりすることがあります。何となく中立だと思っていた自分の立場が、実は偏見の上に成り立っていたりして、ショックを受けることもあります。

 やはり何を当たり前に思っているのか考え直すことが大切だと思います。そして、それが変えていったほうがいいものなら、思い切って変えていくことが今の課題なのだと思います。時折、環境問題に対して否定的で絶望的な意見を聞きます。「一人でやっても何も変わらない。」「環境と経済を両立させるのはとても無理だ。」「今の便利な暮らしを変えることはできない。」etc... 本当にそうだろうか、と僕は思います。本当にそういう風に考えているのだろうかと思います。当たり前だと思っているだけで、考え直してみると違う答えが出てくるのではないかと思います。その逆が正しいのだとは思いませんが、今直面しているこの問題は放っておいていいものでは決してないと感じているので、考えに考え抜いて、時には当たり前を疑って、何か未来のある答えを出したいなといつも考えています。

筆者紹介
丸山浩司(まるやまひろし) 東北大学文学部4年
■趣味:インターネット
■取材に対しての抱負:
持続可能性という言葉が自分の問題意識としてあり、企業が持続可能な社会の実現という観点からどんな取り組みをしているのか、とても興味があります。インタビューで伺ったことから、買い物などの普段の生活が少しでも改められたらよいと思います。

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