企業と環境活動

ソニー(株)仙台テクノロジーセンター
仙台総務部 高橋禎一
http://www.sony.co.jp

弊社では、廃棄物発生量のほとんどが製造や研究開発、物流等で発生するいわゆる産業廃棄物で占められており、残りの5〜8%は一般事務職場等で発生する事業系一般ごみとなっています。産業廃棄物は、生産効率・歩留まり向上、材料見直し、物流梱包の見直し等、排出職場が中心となり削減に取り組んでおります。
一方、排出割合の少ない一般ごみ削減活動については、全社員参加の一般ごみの※3R活動=『Eco Lfe 3Rプロジェクト』を2005年度から開始。今年度で、はや4年目となります。

【※3R:Reduse(排出抑制)、Reuse(再利用)、Recycle(再使用)の略】

環境活動がマンネリ化してしまうと、事務局主導になりがちになり、活動そのものが目的にすり替わってしまうことが往々にしてあります。このようになることを回避し、更に活性化を図るために、『Eco Lfe 3Rプロジェクト』を発足させました。この活動の特徴は、約2100名の社員全員がプロジェクトメンバーとなり、一体感をもって活動することにあります。この中から、5名の企画委員を選任。この委員が中心になり、職場や社員の目線で意見・アイデアを出していただき、また、社員に対し、一人1日20グラムのごみ削減を明確な目標数値を掲げ削減活動を行ってきました。具体的には、事務職場等で発生する「紙ごみ」や、「生活系ごみ」などの排出量削減、ごみの分別辞典等による分別徹底の工夫。裏紙使用の徹底、紙から電子化への積極的切り替えや、一つのフロアーでの二重のカタログ送付のお断りや、社員食堂での残食ゼロ運動等、社員からの積極的に意見を取り入れ実行してまいりました。 これらの結果、2005年度から2007年度までの累積で、約19トンのごみの削減に繋げることができました。効果が表れてくれば、しめたものです。企画委員から、『会社への出勤経路のごみが気になりだし・・・とはいえ、それを捨てるところがない。』といった意見が出されるようになりました。そこで、ドラム缶を再利用したエコポストを製作。会社正門脇に設置することで、会社までの歩道のごみ拾いの日常化に向けた活動が今年度からスタートしました。一方、家庭生活においても自宅周辺のごみ拾いを行っているとの情報も社員から寄せられるようになりました。

企業として温室効果ガス削減や、廃棄物削減、資源循環への取り組みなど、これまで以上に社会的責任が大きくなってきています。一方、企業の環境活動を通し、ひとりでも環境に関心を持つ社員を育てることも企業の社会的責任のひとつだと私は思います。パフォーマンスやコマーシャルベースでの企業のイメージアップも大切ですが、どのようにして環境意識の高い社員を拡大できるかが、企業が社会的に求められている課題だと思います。

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