みやぎグリーン購入ネットワーク会員の皆様へ

前みやぎGPN幹事 西村 信也
(日本紙パルプ商事株式会社東北支社)
HP http://www.kamipa.co.jp/

今年度幹事を務めさせて頂いていた西村と申します。突然ですが1月1日付にて東京へ転勤となり任期半ばにして退任させて頂きます。最後にみやぎGPN事務局より何か「e-コラム」に執筆をとの事なので、約9年間の仙台駐在での環境啓蒙について書かせていただきます。

9年前着任した頃は、まだ最初のグリーン購入法が実施される1年前でした。首都圏では古紙含有100%品が官庁、民間で徐々に浸透している中、東北地区では古紙含有100%品はあまり重要視されておらず、各地方自治体の対応もまちまちで再生紙であれば良いとか、もしくは印刷上がりが良くないのでバージン品で可という状況でした。実際、グリーン購入法施行前に啓蒙のため東北各地の紙流通各社に勉強会開催の申し出をしても「当地は木もあれば土地も一杯ある。環境なんか関係ない。」と言われました。しかし、お願いして商談会や勉強会を開かせて頂いた事を昨日の事のように覚えています。

グリーン購入法施行後、各地方自治体も努力義務とISO14001取得の為、古紙含有100%品を次々に採用したので、完全に浸透していきました。しかし、民間を中心とした需要家の環境ニーズは6年前頃から地球温暖化防止・CO2の固定、吸収に変化し始めました。その観点から、管理された森林材や植林木・家屋の廃材等を原料としたカーボンニュートラルと古紙のミックス品をコンセプトとした紙の開発及び啓蒙を始めたものの、今でこそ浸透している森林認証品は又もどこにも振り向いてもらえませんでした。そのため、当時事務所のあったビルの貸会議室を借り、手作りの環境展を開催し啓蒙活動をしました。これがみやぎテレビ様のニュースの取材を受け、テレビに流れた時は支社員全員で大喜びしました。その後、このコンセプトをみやぎ生協様の賛同を得て、東北6県の各生協様のカタログで採用となり、また展示会を環境フォーラムという形に変えていきました。

昨年1月に製紙メーカーは、環境偽装いわゆる古紙偽装が問題となり皆様の信用を大きく失う結果となりました。古紙含有100%品が浸透しすぎ原料の古紙の需要と供給のバランス及び品質的限界を超えた結果です。現在、業界として真摯に受け止め反省し、このようなことが二度と起こらないように製造管理を厳しくチェックしております。

今回私は仙台を離れ退任いたしますが、引き続き幹事を日本紙パルプ商事東北支社で続けさせていただきます。今後も紙流通として皆様のグリーン購入活動推進と環境啓蒙に少しでもお役に立つように、みやぎGPNを通じ皆様と製紙業界の架け橋となるよう努力したいと思います。最後に一言「遠く離れていても東北大好きです。」

平成21年1月13日

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