第9回グリーン購入大賞「審査員奨励賞」受賞株式会社一・四・一

〜ファッションドーム141 ゼロエミッションへの挑戦〜

ストアネーミングの「141」は市街地再開発事業の地区名「一番町・四丁目・第一地区」に由来しています。141ビルから排出される廃棄物の分別に関しては、オープン当初より最低限の種類を実施してきましたが、1996年頃より環境にやさしいビルづくりを意識しながら少しずつではありますが、廃棄物種別毎のリサイクルを行ってまいりました。現在では館内から排出される廃棄物を20種類に分別しており、分別した廃棄物はリサイクルもしくは循環型処理となるような観点で実施しております。
ビル自体としては商業ビルであり、テナントが入居しているなかで従業員がパート・アルバイトを含めて1,000人強にも及びます。我々デベロッパーとテナント従業員の協力による廃棄物の取り組みにおいて循環型処理の観点より取り組みについてご紹介いたします。

【厨房排水の肥料化】

B1F・B2F飲食、食料品店から排出される厨房排水は油分などの有機物を多量に含んでいるため、B2F除害施設で排水を浄化し仙台市の下水道へ放流しています。
浄化工程で抽出された有機物(汚泥)はこれまで産業廃棄物として処分していましたが、EM菌により発酵させてコンポスト化(有機肥料)し、近郊の農協に提供して野菜をつくり141 B1Fフードガーデンで販売しています。
コンポストは2001年9月普通肥料として農林水産大臣に認可されております。

【発泡スチロールの減容化】

テナントから排出された発泡スチロールを専用の減容機に入れて摩擦熱により顆粒状に処理し、10kg程度ずつ袋詰めにして仙台市の清掃公社へ引き渡します。
この機器を導入したことにより減容したものは良質なリサイクル原料となり、また年間処理費用も従来の1/12までコスト削減ができました。


【割り箸のリサイクル】

2001年に施行された食品リサイクル法に基づき生ゴミ処理の成功は分別にあると判断いたしました。
生ゴミ処理機導入に向けての先駆けとして、141では従業員への分別に対する意識付けを図るためにも、再資源化可能な割り箸を分別しています。約一日800膳の割り箸を石巻の製紙工場へ宅配し、紙の原料となるチップとして利用され、この紙で館内パンフレットや当社の会社案内等を作成しています。

【雑紙(ミックスペーパー)回収】

テナントから排出されるゴミを「紙ゴミ」と「その他のごみ」に分別し、紙ゴミは専用のダストボックスへ入れてもらい、清掃スタッフが一日2回各店へ回収に回ります。
回収された紙は北海道の製紙工場でトイレットペーパー等に再生され、141ビルではでこのペーパーを購入し従業員トイレで1ヶ月に約500個使用しています。

【蛍光灯類のリサイクル】

2001年より館内で使用した全ての使用済み蛍光灯のリサイクルを開始しました。
工場において水銀、ガラス、金属に分離し完全リサイクルをしております。
2004年からは白熱球類・水銀灯類・ハロゲン類等も含めて管球類の完全リサイクルを図ることができました。


【廃CDを材料にした床材の利用】

2004年3月にB2F飲食店フロアの共用通路床材を従来の塩ビ系床材から廃CDを材料とした床材に貼り替えました。
この床材施工目的は剥がした床材の繰り返し使用が可能であること(塩ビタイルは埋め立て処分)やワックス掛けなど不要なことから剥離作業に至るまでの作業効率改善やコスト削減も含め排水に係わる下水道負荷軽減にも配慮しています。

【食品残さの処理について】

B1F・B2F飲食、食料品店より1日約500kgの食品残さが排出されます。
食品リサイクル法に基づきコンポスト型生ゴミ処理機を導入し、141ビル内で食品残さからコンポストを生成しています。
出来上がったコンポストは「いしのまき農協・矢本支店」に無料提供し野菜をつくりB1Fフードガーデンにて通年を目標に販売しております。
2006年度は23トンのコンポストを提供しました。


【屋上散水(打ち水)について】

141ビルの屋上に設置している大型冷却塔の水(冷却水)は濃縮防止と熱源チューブへの不純物の付着防止のため薬品処理及び希釈によるオーバーブローを行い下水道に流れておりました。
現在では、自然石や水の活性化装置を使用することで薬品処理を止め、オーバーブロー水は屋上へ散水しております。
散水した水は蒸発時に気化熱を建物から奪うことで、建物の表面温度を下げます。
この散水は微力ながらヒートアイランド抑制につながり、水が蒸発することで、下水道料金の削減にも結びつきます。
毎年8月に全国で行われている「打ち水大作戦」にも間接的に関与するものと考えております。

【廃プラスチックのリサイクル】

今までのプラスチックは埋め立てや焼却処分されておりましたが、固形燃料(RPF)にすることで化石燃料である石炭・コークスなどを燃料としてきた大型ボイラーにRPFを利用することで化石燃料の軽減につながりCO2発生の削減につながります。


【遮熱塗装について】

141ビル吹き抜け最頂部は建物内部へ自然採光を取り入れるようガラス貼りとなっております。
しかし、館内の温度管理面においてはこのガラス面が空調負荷を増大させる要因となっており、夏期においては太陽からの輻射熱が侵入して冷房負荷となり、冬期においてはガラス面からの熱伝導で外部に熱が逃げることとなります。このような現象を軽減するためにガラス面及びスチール枠へ遮熱塗装を実施しました。

【CO2温暖化対策について】

2006年8月BEMS(Building Energy Management System)を導入致しました。
BEMSは建物の温度・湿度・エネルギー消費量・設備の運転状況などの多種多様なデータ収集を蓄積し多目的に分析・評価するシステムで、これを用いることによりエネルギー使用量は年間約5%・CO2排出量は約10%削減予定です。
具体的な年間目標としてはエネルギー削減量が約6,000,000MJ、CO2は226,000kg削減を目指します。

>>141廃棄物処理フロー

前のページへ戻る>>


ページの先頭にもどる

Copyright (C) 2006 Miyagi Green Purchasing Network. All rights reserved.
掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。
リンクについて