株式会社吉岡 専務取締役 初谷 博氏×みやぎGPN事務局長 山岡 講子

株式会社吉岡:http://www.woodpiece.co.jp/

山岡事務局長
座談会写真本日はお忙しいところありがとうございます。 一般消費者には判りにくい、屋根材について環境配慮した工夫が施され、地球温暖化・ヒートアイランドなどの環境問題にも良いというあたりのお話を伺いたく、よろしくお願いします。
初谷専務
はい、こちらこそよろしくお願いします。
屋根は最初に雨を受ける場所であると同時に住まいを守る最も重要な場所です。
まず、屋根の部材には瓦・スレート・金属製があります。北海道、東北は金属屋根が圧倒的に多く70%を占めています。全国平均の13%が新築の屋根に金属製が使われています。東北、北海道は70%、あるいは90%近く金属屋根が使われているのは雪のためです。屋根に雪が積もり、ひさしは建物から出ている。住んでいる人の熱で雪は融けますが、ひさしに雪が残り、融けたところと残っているところに段ができ、水のたまりができます。貯まった水が瓦だと中に染みこみ雨漏りになる原因となります。雀が巣を作るくらいなので容易に水が入っていきます。
山岡
座談会写真そうですね。
初谷
スレートは着色石綿板といって、スレートも瓦と似たようなものです。重ね葺きだから水の遮断がきかない、隙間から水が入っていく。金属だと組み合わせてほぼ密閉され、水が入り込みにくい、ということで雪の降る東北北海道は金属が多いのです。工場や倉庫は金属、軽いということ、コストの問題もあります。また、瓦屋根には自動車7台分ぐらいが乗っている計算、スレートでも1.5台か2台分が乗っている計算です。近年は、軽い瓦を開発していますが、地震の時潰れる危険性が大きい。これに対して金属屋根だと自動車1台分です。
耐震のために軽い屋根
山岡
これは、意外と知られていませんね。素材を考えないといけないということでしょうか?
初谷
はい、それは消費者が考えることですが、宮城県はいつ地震が起きてもおかしくないので、地域によって瓦屋根は少し考えないといけないですね。
衣食住は人間のベースですが、衣服、食の関心はあっても、住まいについてはあまり関心を持っていない人が多いですね。数千万円の高い買い物をする割りには、業者任せで勉強をされていないことが問題だと思います。過去において姉歯の偽装、アスベストの問題がありましたね。10年前のスレート製の屋根材はすべて、アスベストが含まれていますから、負の遺産が日本中にあるのです。
山岡
スレートにアスベストが含まれているのですか。
初谷
はい、10年前で過去に15億u葺かれた屋根は、何らかの形でアスベストが入っています。今は、改良してゼロアスベストのスレートになっていますが、リフォームで屋根を剥がしたとき、廃棄物処理が大変です。
山岡
その廃棄物はすごい量になりますね。対策はどうなっていますか。
初谷
政府はほとんど手を打っていません。そのまま屋根に乗せて金属でかぶせてしまうか、剥がして、特定の最終処分場に埋めてしまうか、先送りです。将来、アスベストをもう少し安く処理できる施設を考えていますが、まだできていません。アスベストが含まれる解体工事は、防塵対策の費用、処分場への輸送手段などを考えると莫大な費用になります。
金属屋根は軽いし、環境汚染物質が含まれていない材料なので、エコロジーです。経済の基盤を支えている素材の鉄は、リサイクルの優等生です。溶かして再び鉄にすることを昔からしています。しかし、瓦は土からこねて作りますが、壊すと元の瓦に戻らない。
さらに我々が取り組んでいるのは、地球温暖化に関して屋根からどういう提案ができるかです。屋根は日射を受けますから、熱を6割は吸収すると言われています。しかも濃彩色であるから、日に当たると熱くなる。だからといって白やシルバーでは抵抗がある、汚れやすい、見た目も良くない、濃い色だと住宅として落ち着きがある。
山岡
そうですね。
太陽エネルギーを吸収しないで宇宙に反射させる高反射塗料採用の屋根
初谷
座談会写真屋根から受ける太陽光エネルギーをなんとか宇宙に返す、地球が取り込んでしまうから成層圏で熱が逃げない。取り込まずに反射すればいい。そのためには、アメリカで10年前に「クールルーフ」の活動がスタートして屋根の色を白くしようよ、エアコンの稼動を抑えて電気をできるだけ使わないようにしよう、とアメリカ全土に普及し、日本でも住宅に携わる関係者が勉強しに行きました。真夏、夜間も気温が下がらない首都圏で有効ですが、こうしたヒートアイランド現象が起きているエリアに対して太陽光のエネルギーを高く反射する、高反射を使ったとか、緑化をするところは助成金を出そうという制度もできました。
吉岡の屋根材は補助金対象の性能を有している公的機関の証明があります。
現場で塗る作業ですが、厚みにばらつきがあり個人差もある。通常の温度で乾かすのでシンナーが入っている。そして常温だと固まり方が低い。10年20年持たない。その点、我々の鉄板、ファインスチールは、工場で塗装し200度で焼付けした材料を使っているので15年たっても色が変わらず丈夫です。ちなみに弊社の屋根材は色の保証が15年です。耐久性に優れ同時に工場で塗っているので品質が均一、コストも安い。塗料で認めているなら我々の鋼板で焼き付けている製品にもそれを使って「高反射塗装ガリバリウム鋼板屋根材」を開発しました。塗料の中に太陽エネルギーを積極的に反射するものを入れて、屋根の温度を上げない、というものです。

カーボンの煤を入れて黒を作るカーボンブラックは一番吸収してしまいますが、これを使わず、特殊無機顔料を採用して黒に似せた色を作る。黒の濃さを出すためこの顔料を使って黒を出しますが、これが日射の赤外を反射することが塗料メーカーでわかりました。これを塗って焼き付けると20℃くらい違う。実際屋根で葺いた場合どうか、弊社の兄弟会社であるタニタハウジングウエアで調べました。板橋のタニタハウジングウエアのスレート屋根を改修して、二つに分けて従来のカラーのグレー色と今回の高反射のグレー色では、このとおり温度が違うのですね。
座談会写真
部位 屋根 塗料 最高温度
(℃)
温度差(℃) データロガ
参考値
温度差
Cとの差 Bとの差 Cとの差
A 金属屋根 一般塗料 43.56 7.58 2.3    
B やまなみ 一般塗料 41.23 5.25 - 48.3 4.8
C やまなみ 高反射 35.98 - - 43.5  
D スレート - 50.73 14.75 9.5    
外気温           24.1  
山岡
ということは、熱を反射させることによって、ヒートアイランドを減少させることができるということですね。
初谷
はい、三つ効果がありますね。
(1) 熱を吸収しないから蓄熱しない、放熱しない。
(2) 取り込む熱量が違うからエアコンの稼動が違う。
(3) 耐久性に優れている。
昔のトタン板でできた物置や鳥小屋とかは鉄板一枚なので、すごく熱かったじゃないですか。
今の住宅は屋根瓦1枚でできているわけでなく、その裏に断熱材が入っていますね。居室と言われている1階でも2階でも直接材料が接しているわけではありません。断熱をして自分が住んでいるところにはあまり影響はないけれど、建物としては暖められていますから、夜間になると放熱になりこれがヒートアイランド現象になります。これは住宅だけでなくコンクリートの建物、ありとあらゆるものにいえます。高反射塗料というのを、例えば大きなビルの上にも塗る、あるいは路面や駐車場にも塗るということを東京都などで行っています。住宅も同じですね。東京の密集地の屋根を高反射の塗料の屋根にしたら、放熱をしない。同様に吸熱しないから放熱しない。二つ目は、家の中にも取り込む熱量が違いますから、エアコンの稼動率が違います。間違いなく、屋根材の温度から断熱材を伝わって小屋裏にはいってくる温度については違いがあるわけです。
吉岡の特許「通気屋根」
初谷
座談会写真模擬屋根と称して、一般のグリーンの屋根、高反射のグリーンですが、その下に断熱材を入れて、ここに空気層を通して、上から換気棟で抜いてしまうと、屋根の下で通気ができて空気の流れができます。これは吉岡の特許である「通気屋根」です。
吉岡の工場内で9月に測定をした結果です。9月の暑いときに一般の材料だと、屋根上の温度は60℃くらいですね。
白っぽい屋根の高反射材では57℃。なんだ、3℃しか違わないじゃないか、と思われますが、これは断熱材が入っているので、熱を保温してしまう効果がある。では、その裏の野地板下の温度を測ると、一般材は40℃になっていますね。通気屋根は31℃ですね。通気をして断熱をするとこの温度差が9℃になります。材料の温度を下げると同時に断熱材と空気の流れをとることでどのくらい効果がでてくるか、一生懸命研究しています。
山岡
座談会写真逆の場合、冬はどうなのですか。
初谷
冬は残念ながら、温度が下がります。表面温度は下がりますから、黒い屋根をしている家に比べたら暖房負荷が少し余計にかかるが、夏場の冷房負荷の低減効果の方が大きい。関東以西のヒートアイランドの地域には有効です。
今、我々は環境に対してCO2削減の効果として、エアコンの電力消費量の削減、地球温暖化のヒートアイランドに関しては、太陽光の熱を吸収しないというコンセプトでこの商品を開発して介護福祉施設にも10棟ぐらいは使っていただいています。
座談会写真
瓦屋根を金属屋根にリフォームした場合、柱を2割太くしたことと同じ効果になる
山岡
屋根一つにしてもこれだけの温度の差がありますが、建物の屋根の部分は広い面積になりますよね。広い面積が変わったら地球温暖化も含めたところで環境に配慮した効果は大きいですね。それと、安全性ということでは、耐震性を考えると重い屋根材よりは、軽いほうが住宅全体に負担がかからないということになるのでしょうか?
初谷
すぐにこの金属屋根にリフォームすることはなかなか難しいことですが、瓦屋根を金属屋根に変えた場合、柱を2割太くしたことと同じ効果があります。
山岡
その効果は大きいですね。
初谷
うちの商品で一番売れている屋根材は黒なのです。平成20年8月11日に高反射仕様模擬屋根実験をしたところ、この黒い屋根材も実は高反射といった遮熱塗料を使った黒なのですが、それでも黒を使った温度が60℃。高反射の緑青屋根は52.2℃ですから、材料によって8℃の差が出てきます。今後、表面に凹凸をつけて木目を強調したい。
高反射の木目「ウッドピース」、新商品「木肌」
山岡
座談会写真なぜ木目なのですか。
初谷
鉄板の厚みは0.4mmから0.35mmと非常に薄いです。しかしエンボスをつけると鉄を厚くしたのと同じになり強度が出ます。
山岡
なるほど。凹凸をつけることで見た目もハイグレードな印象になりますね。
初谷
はい、それともう一つ大きな特徴は、木目は雨の流れを分散させる効果があります。水が流れるところはサビ付が早いので、分散させることでサビの進行を止める効果があります。木目を強調させるには黒いインキを塗りますが、黒を塗ると高反射の仕様にならない。そのため、高反射の木目「ウッドピース」 新商品は、「木肌」でブナの木肌をイメージしたものです。私は、尾瀬国立公園で自然保護指導員のボランティア活動をしてブナ林にしょっちゅう行っておりますが、ブナはその名の通り役に立たないと言われていましたが、最近見直されています。保水力があり、また、ブナ林から出る水は、川を流れ、田畑に栄養を与え、海の生物を育むので、漁師が木を植える運動もしていますね。
ブナの木肌は木々の葉が受けた雨を幹に誘導し根本に流す役割があります。そのイメージを屋根に使えないかと。ブナの木肌を屋根に、斜めに使うことにより、日光の入り方により影の違い、陰影が出ます。一枚だけれど複数のピースを繋ぎ合わせたような効果になります。特に朝日、夕陽の斜光を受けるとこの陰影は際立ち、屋根に独特の表情を醸し出す効果があります。
高反射の塗装鋼板を使って、単純な色で後から色づけするのではなく、柄でアクセントをつけるという手法を使いました。
山岡
座談会写真これはおしゃれですね。屋根材として、今までのイメージから変わりますね。
初谷
はい、そうですね。これを今スレートの15億uあると言われている屋根ですが、地元の住宅メーカーさんにこの屋根材を普及させたいと考えております。東北よりも首都圏に多いスレート系の屋根をリフォームする際に、この木肌をぜひお使いくださいとピーアールをしています。
山岡
そうしますと瓦屋根の住宅に太陽光発電パネルをつけたいけれど、重くて付けられない。耐震工事などしなければならない、ということを考えれば、屋根を葺き替えて軽くし、太陽光発電パネルをつける、というのがベストですね。そういうものにも補助金が出るといいのですが。
初谷
はい、高反射屋根に関しては補助金が出るのです。それは、東京都、名古屋、大阪、横浜市、福岡ですね。東京都では、2年前まで補助金を出していましたが予算がなくなって、現在は限定されています。
例えば宮城県内に私どもの屋根材でリフォームをしませんか、とご案内しておりますが、県内の私どもの指定業者で屋根を葺き替えると40坪ぐらいで、普通の築20年以内ですと、およそ100万円で済みます。
山岡
座談会写真それは、私たち消費者は業者にお任せなので、分からないところです。家を建てるときやリフォームするときは、安い買い物ではないので良く勉強し検討することも大切と言うことでしょうか?
初谷
はい、屋根に気をつけない方が多いですね。東北は屋根が見えますが、首都圏は見えないですね。ただ、これからの都市というものは、景観も含めて街並みも考慮しないといけないですね。一戸の建物がスレートから金属屋根となり、隣近所に普及すれば景観もよくなりますね。
山岡
瓦屋根が多いのは、中国、四国、北信越、東海ですね。富山県にいったとき屋根は瓦、壁は木と漆喰仕上げ、在来の工法で立派な家が多いですね。
初谷
東北エリアの積水ハウスさんの屋根の60%は、弊社のウッドピースを使っています。
山岡
そうでしたか。屋根一つでこれだけ環境に配慮され、更には自分にプラスになり、経済的にもやさしいってことになりますね。
太陽光発電の提案
初谷
それと、二つ目の屋根からの提案は、太陽光発電の提案です。今ある屋根の上にPVを乗せる工法はいつでもできる。リフォームでも後から乗せられます。太陽光発電の計画は2020年まで30倍とか忠実にやろうとしたなら、新築の戸建の8割に太陽光パネルを乗せないといけない。とてもそれは無理でしょう。だから、今ある住宅に太陽電池を乗せることを考えないといけない。スレート屋根は重い。ですから金属屋根との組み合わせでないとダメなんです。
普通は、太陽光電池を大部分に乗せて、余った隙間の部分を金属屋根で埋めていくことをお勧めしています。
新築の場合は瓦の寸法に似たような太陽電池を埋め込みます。太陽電池は厚みが35mmあるのですよ。金属は薄いので、納まりが悪い。ですから、新築の場合はセキスイさんもミサワさんもやっているのは、瓦と一体型の寸法が同じ太陽光電池を組み込んでいます。瓦といっても日本瓦でなくて平板瓦です。
将来はウッドピース本体にPVを一体化し、屋根施工と同時に太陽光発電が出来る商品を開発中で、7月にはモニターが完成する予定です。軽量化と低コスト化が同時に可能になります。
山岡
そうですか。今年、宮城県でも太陽光発電、エコカーに補助を出していますね。国の対策でも太陽光を国民に普及させようと予算がついているようです。国内で太陽光パネルの四大メーカーといわれるところは一般市民にも多く伝えなさい、という大きな動きが今あります。その中で、屋根も変えるから合わせて補助金ください、となれば最高ですね。宮城県は近い将来必ず大きな地震が起きるといわれていますから、屋根がそのままの状態で補強工事をするよりは、屋根材を変えていけば、補強がいらないということになりますか。
初谷
はい、2割型、柱を太くしたことになりますが、補強工事に相当するかどうかというのは、計算していないので分かりませんが、軽くはなりますね。
山岡
そうしますと、屋根というものを重要に考えていくと、耐震性、地球環境に対して配慮することができる。自分が住んでいる家に関して、高反射と断熱材を入れることによって、家の中に熱いものを取り込むことはない、と。
家の手入れをして残存価値を上げる欧米
初谷
断熱材が優れているのか、或いは屋根下通気ですね。それに関連して面白い話がありますが、日本の住宅は30年たつと価値は2割だけ。日本人は手入れもせず、残存価値を短くしている。アメリカでは、30年たっても屋根と壁を手入れすれば価値が80%残るのです。
山岡
それはなぜなのでしょうか。
初谷
自分達でしょっちゅう手入れをしていますね。付加価値をつけて高く売ろうとしている。戦後、一代限りの思想が定着して、高い住宅ローンを組んで、一代で終わらせて、また、次の世代が住宅を建てる。一生の所得を家にかけている。しかし、アメリカ、北欧でも雪の降る地域は金属屋根だから100年持つのです。もちろん手入れもしている。日本の住宅は100年持つかというと、瓦は100年持つが、土台が100年持たない。それは、屋根の下の通気が悪いから、湿気がある風土ですから、建物が腐りやすい。ヨーロッパは通気孔を持っている。エアサイクルの家です。屋根の下で通気を持たせるからドライの環境を保つ。今の日本の住宅は高気密高断熱が多くなっているが、それがよいのか、ということになりますね。
山岡
はい、シックハウスの問題、ダニの問題とかありますね。
初谷
そういう意味で住宅の今後を考えた場合、屋根材下通気が重要になってきます。
山岡
屋根と屋根材下通気と縁の下ですね。
初谷
そのとおり、そういうことを住宅メーカーも考えないといけないし、消費者は住の情報が入ってこないのか、情報を取りに行かないですね。
山岡
はい、家というのは、業者に任せるものと思っていますね。だからこそ情報を手に入れ勉強が大切という事でしょうか
グリーン購入のエコ商品の検索方法
初谷
特に、グリーン購入のエコ商品の検索方法を見ても、資材というコードは公共工事しか出てこない。なぜ公共工事なのか。これをご覧になる人は、公共工事に関連した人ばかりが見るわけではないでしょう。利便性を考えたとき、キーワードで公共工事でしか資材が出てこないか。
吉岡エコ商品を登録しようと思ったとき、たぶん公共工事-資材-屋根材-になると思う。消費者がもっと勉強しようと思い検索したとき、出てこない。考えないといけない。
山岡
それは仕組みづくりですね。グリーン購入法って誰のためにあるのか。生活に係る衣食住に対してありとあらゆる知識を得て、選ぶ目を変えないと消費行動が変わらない。基本的には消費行動を変えるためにこのグリーン購入法があるわけです。ありとあらゆる環境問題が関わっています。大上段に構えなくても参加できるグリーン購入、消費行動を変えることは、より良い商品つくりにつながります。今こそが生産する立場、販売する立場、消費する立場を変えるときと言われていることです。
初谷
はい、そうだと思います。
山岡
だんだん変わりつつありますけれど、地域により温度差があります。中央省庁で決めたことがすべて地方にも当てはまるかとなると当てはまりません。地方風土ごとにうねりを変えていかなければならないですね。
屋根に関心をもってください
初谷
吉岡では、ネットを使って各エリアでウッドピースに興味を持って、自分の家をリフォームしたい、或いは新築の場合でもこの商品がほしいとなったら、私どもでは全国に発送しています。施工している人は、板金屋さんが仕事をしています。
山岡
板金屋の仕事が少なくなっていると聞きましたが、仕事が増え雇用にもつながり、すごいことをしているのですね。
初谷
古い屋根で暮らす不自由はないが、次の世代ではどうするのか。次の世代で住宅メーカーが買い上げれば? と思います。リフォームフェアで話を聞くと、次の世代が入ってくる場合は、家をきれいにする。次に入る予定がなければ朽ちるのを待つ風潮がありますね。終の住処にふさわしい住環境、家の美観も含めて考えるべきだろう。
何がしかの資産価値が評価されると、価値がない住宅だと取り壊すのにお金がかかります。手入れをすると家として使えて資産価値を高めて、売れるよ、と。
山岡
そういう考え方に変えていかなければいけませんね。
初谷
家を大切にすることは廃棄物を少なくする、資源を大切にすることだし、今の住宅を手入れして使える家であれば次の世代に資産として継承していくことができると考えなければいけない。
山岡
環境配慮した家というのは、こういうところから改良できるよ、ということですね。
初谷
金属の高反射塗料材の屋根は、どれだけ環境にいい影響があり、ヒートアイランドを押さえることができるか。耐久性に優れ耐震の効果も大きいですからね。まず屋根に関心を持ってください、とお伝えしたいですね。
山岡
はい、そうですね。本日は大変ありがとうございました。

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